これは、背骨の中にある「脊柱管」が、椎間板の変質などの影響で圧迫され、様々な障害を起こす病気です。脊柱管は背骨の中にある中枢神経の通り道で、この神経は体に命令を出す上でとても重要な神経になります。

脊柱管狭窄症は腰椎部に起きることが多く、この時の障害を腰椎脊柱管狭窄症と呼びます。

腰痛　→　ヘルニアなどに比べて比較的軽度と言われていますが、個人差があります

足の痛み　→　足にまで痛みを生じるようになります。

足のしびれ　→　同じく足に痺れを感じるようになり、比較的膝から下部で感じるようになります。

間欠性跛行　→　歩くと足に痛みやしびれが出て、少し休むと再び歩けるようになります。歩いているうちに歩行が困難になるケースもあります。

排尿障害　→　神経圧迫による頻尿や残尿感が起きる場合もあり、排便障害がある場合は緊急を要する場合があるので早期受診をお勧めします。

まず、加齢からくる形態変化、酷使によるオーバーユースシンドロームが挙げられます。

加齢による椎間板の変性により、椎間板が定位置より飛び出して脊柱管を圧迫してしまいます。黄色靭帯も同様に硬化することで脊柱管を圧迫する原因となります。

最初に問診

痛みの度合や気になり始めたきっかけ、どのように始まったのか。他にも生活背景や既往歴、現病歴をお伺いしてこまで改善したいかなどのすり合わせを行います。

視診

姿勢、肩高、骨盤の高さや開き具合、足の長さ、重心の乗り方などを視認して評価を行っていきます。

運動検査

患部または周辺の関節可動域を確認し、制限がかかる動作や痛みを発する動きを確認し、症状の元となる原因の筋硬結や軟部組織を鑑別していきます。他にも、骨盤周辺の筋肉が正しく使えているのか、腰、股関節や連動している脊椎の関節などの動きを確認していきます。

治療

患者様の状態にあった治療法をご提案させていただきます。

内容説明、好転反応、治療効果についての確認、慢性の場合での通院頻度などのご相談など擦り合わせていきます。

生活指導

姿勢、歩き方、運動方法など、負担を生まないように出来る限りのアドバイスをさせていただきます。

根本改善プログラムとは？

当院では、根本改善プログラムとして、骨盤矯正をするにあたり状態を確認し、負担が集中している箇所を評価していきます。

その後、筋膜リリース（筋肉の表面を覆っている筋膜）にストレッチをかけ、腰周辺の可動域を改善していくとともに、より深部の筋肉へのアプローチをします。

MPF

MPF療法とは、筋肉（muscle）を圧迫（pressure）と摩擦（friction）して血行を改善し、凝り固まった筋肉を和らげて痛みやしびれなどを治療する手技です。

骨盤矯正と組み合わせることで、痛みの再発を減らす効果が期待でき、歪みが改善し症状がぶり返さない身体を目指しております。

どうぞお気軽にご相談ください。